「明日から再開」と言いながら相変わらず狼少年なナマズでした.
というわけで,シレっと再開します. ウィーン音楽三昧の旅,その3からです. 2006年6月26日のはなしです.今から1年以上前だというのは,気のせい. さて,非常に幸福だったウィーン滞在も残りあと1日を残すばかりとなりました. 翌朝は朝一番の電車でグラーツに戻ります. 音楽どっぷりの旅の最後は,ワーグナーの「パルジファル」. オーストリア滞在中に手配したチケットは全て事前にオンラインで入手できていました. しかし,この日の公演だけはキャンセル待ちをしても,結局入手できなかったのです. なぜ? ワーグナーなのに? 当日の朝まで私には理由がわかりませんでした. というわけで,立見席にチャレンジすることにしました. ウィーン国立歌劇場の立見席のシステムは,だいたい次の通りです. 中が一杯になった時点で入り口が閉じられます. 販売カウンターは建物の中にあります.立見席は3種類です. チケットを買ったら,それぞれの立見席の入口目指してダッシュします. そこで再び列に加わります. 立見席の場所を確保したら,ハンカチなどで縄張りをつくります. さすがに朝早くから並ぼうかとも思ったのですが,さすがにかなり気が引けました. 「それは人として何か間違っている」と思ってしまったのです. だって,ここは音楽の都・ウィーンだ.日本人の憧れの街のひとつだ. そんな街・ウィーンで,観光も見物もしないで,朝からずっと立ちっぱなしで行列をする. いくら国内に長期滞在しているからって・・・ これを人の道から外れていると言わずして, 何を外道といえばいいのだ? と思ってしまったのです. というわけで,あえてちょっと遅く,午前11時に会場に行きました. 前日に下見をした際には,係員に「開演2時間前にくれば余裕で見れるさ」と言われたし. 午前11時,開演の6時間前. これなら楽勝だと安心していた私は愚かだったのです. (つづく) 写真は,この日に撮影したウィーンの路面電車です. なぜか期間限定で,すべての路面電車に「レインボーフラッグ」がついていました. その手の行事でもあったんでしょうか?
by NakiNamazu
| 2006-07-12 13:10
| ナマズの旅行記
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