必要書類をオーストリア大使館に相談しながら揃えました.
初回申請の窓口であるオーストリア大使館に郵送して受理されました.ですが... グラーツに来てみたら,不受理だと言われました. 日本で提出した申請書類はそのオフィスにちゃんと届いていました.グラーツの役所の女性係員は,それらを見ながら本当に面倒くさそうにこう言いました. 係: ドイツ語以外のドキュメントは翻訳されていなくてはならない. ナ: 在日本国オーストリア大使館の職員が『大丈夫なはずだ』と言っていたよ? 係: (吐き捨てるように)大使館はただの窓口だっ. と,まったくつれないお返事.大使館の名前を出したのがプライドを傷つけたのかな? とにかく笑顔で交渉をしたのですが,まったく無駄でした. 会話の中で,彼女は保険についてゴニョゴニョと独り言を言っていました.はっきり保険の証明が無効だとは言われませんでしたが,もしかしたらこちら(オーストリア)でちゃんとした保険に入れと言いたいのかも知れません.前の記事で書きましたが,今回の申請では,クレジットカードについている旅行保険を使いました.この有効期間は離日した日から3ヶ月間です.一時帰国をして延長し,足りない期間は日本の保険会社に加入しようと思っていました.つまり,申請期間全体をカバーする保険には加入していません.もしかしたらこれも指摘される可能性があります. そして,彼女は私にこう言いました. ● Dビザが切れる直前に警察に行って,「滞在許可申請」をせよ. ● 9月いっぱいに帰国することが決まっているのなら,それで問題はない. ● 既に提出された申請書類を警察に転送しておく. ● 以上だ!(何怒っているんだか?) 在日本国オーストリア大使館とグラーツの役人の言い分は,少なくとも以下の2点で異なります.ひとつは「英語のドキュメントはそのままでもいい」のか,「やはり翻訳しなければならない」のか? もうひとつは,私には「定住許可が必要」なのか,「滞在許可でいい」のか? また,「定住許可申請では不備な書類セットが,なぜ滞在許可申請には使えるのか?」も疑問です.(定住許可でも滞在許可でも,申請書以外の必要書類は同じみたいですが.) . . . . . 先日の一時帰国の際,再度オーストリア大使館に電話をして,以前相談に乗ってくださった方にこの件を報告しました.その方が私に説明してくれたことを要約すると: 1. 私(オーストリア大使館員)の言うことが正しい.証明することはできる. 2. しかし,大使館にはこの件に関して権限がないので,一切介入はできない. 3. 考えられるのは,その役人がシステムを理解していないことであろう. 4. しかし,オーストリアでは,地区ごとに,人ごとに対応が異なることは「前提」である. 5. そして,その役人がいったんそうだと言ったら,それに従わざるを得ない. この大使館員の方は(かなり高圧的ではありましたが)とても丁寧に物事を説明してくださいました.この方には感謝をしています.しかし,在留許可申請の初回申請の唯一の窓口である大使館の返答がこれでは,先が思いやられます.相手にではなく私に対して証明をしてくれたところで何の役にも立たないし.特に,「前提」だと堂々と言われたのには笑ってしまいました. ちなみに,在日本国オーストリア大使館には,グラーツでのやりとりがあった直後に上記のことをE-mailで相談しました.でも返事はありませんでした.このことを電話の際に話したところ,「日本語のE-mailが読めなかったから無視されたのかも知れませんね」とのこと.ご本人のE-mailアドレスを教えてもらいました. 大使館ウェブサイトの日本語ページに連絡先として示されていたE-mailアドレスに送ったのですが,日本語じゃダメなんですかね? 英語かドイツ語で書かないと無視されちゃうんですかね? それとも,単に面倒な事案だからというだけで無視されちゃったのかな? どちらにせよ,大使館とは万国共通そんなところなのかも知れませんが. . . . . . この話をグラーツでとみやさんにしたところ,滞在許可申請の時にお付き合いくださるそうです.とても有難い,百人力です! 残念ながら,滞在許可申請のときにも少々ややこしいことになるのではないかと想像しています.とみやさんにお手伝いいただいて頑張ります.終了後,顛末はパート3でご報告します. 滞在許可が万一出なかった場合...また一時帰国するしかないですな.(笑) 今度は美味しいラーメンをいっぱい食べてきましょう. # このページの内容は無保証です.自己責任でお願いします. # 誤りがあればご指摘ください.感謝して修正します. # この記事の最終更新日: 2005/4/21
by NakiNamazu
| 2005-04-21 05:21
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